社会福祉法人 信和会

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2018年07月号 オリンピックのレガシー

2018年6月14日
(オリンピック関係者の方の講演を、理解した分として掲載します。)  オリンピックのレガシーの話をしたいと思います。  レガシーとは遺産という意味ですから、じゃあオリンピックをやって何を残すのという話です。  オリンピック、パラリンピックをやる意義って何ですか、何のためにやるのかということですが、2つあります。

 1つは本当に2020年7月24日開会式、8月9日閉会式、8月25日パラリンピックの開会式、9月6日に閉会式、そして選手村をどうしましょう、あるいは         本当に前後3カ月はオリンピック、パラリンピックで忙しくなります。

 一番目の意義は、この大会を安全、安心、確実、清潔、そして世界の皆さんと感動、夢、元気、勇気というものを共有する本当に素晴らしいスムーズな大会を目指して、これが世界の模範になる、そういう大会を開催することです。

 これは本当に大会でなんやかんやいろんな問題が出たら大変ですから、大きな問題として警備が大変だと話していました。

 今は無差別テロというものがありますので、警備は色んな警備会社が一緒になって、たくさんのカメラを入れて、全部それで管理していって、カメラが皆さんを見ていますよということで、そういう犯罪抑止になるようにやっていかなきゃいけない時代になったかなと思っています。

 よって、一番目は本当に世界の模範になる素晴らしい大会を開催すること、これは日本人として当たり前のことで、オリンピックを成功させるということが基本です。 

 二番目は何かというと大会レガシー、何を残しますか、オリンピックやりました、終わりました、成功したバンザイで終わるわけではありません。

 例えば1964年の東京大会の時には新幹線を作りました。高速道路を作りました。日本橋の上にまだ高速道路が乗っかっていますけど、あれは1964年のオリンピックのために急造して高速道路をつくったということで日本橋の皆さんは納得いかないということで、将来はどうにかするらしいですが、空港整備からみんなで、戦争が終わって、東京でオリンピックをやるんだということでインフラストラクチャーということで社会資本の充実が大変に良くなりました。

 じゃあ2020年は何ですかというと、もう東京ではインフラストラクチャーはもう十分にできています。

 多少いろんなところを引き継がなきゃいけないけれども、皆さんどうです、空港に降りてバスに乗ってシューっと走って、揺れがないですよね。

 地下鉄もあるいはJRも鉄道網は本当に時間通りです。何かあれば多少遅れますけども、それも調べて、あそこ乗り継いで、あそこ乗り継いで、あそこ乗り継いで、と行くと本当にその通り行くんですよ。

 ゴミは落ちていますか、落ちていません。

 最近地下鉄のお手洗いも本当にきれいになりました。

 そういう意味ではインフラというのが十分にできていますが、それでも有形遺産として、触れるものの遺産としては競技会場の、国立競技場を新しく作り直していますし、そのほか色々な体育館を作ったり、競技会場を作っています。

 これは有形遺産として残ります。ただ、それが後でもしっかり使われるよう目的とか、あるいは色んな意味でその後に様々なことを開催して有意義に使うものでなくてはならない。これが有形遺産です。

 それからバリアフリー、身体障害者の方が自由にその社会の中で活動できるようにするのも、これは2020年のパラリンピックがあるから、色んな意味で、階段が坂道になったり、あるいはエレベーターが動いたり、あるいは電車に乗るとき駅員さんがスロープを押してきてくれるとか、そういうバリアフリーにしていくというのも有形遺産の一つです。

 先ほど言った警備も有形遺産として残っていきます。これはより安全な国になるということでは、それだけの投資をしても、より安全な町ができる。そして日本中がそれに倣って警備をしっかりとやっていけば、日本は世界に名だたる非常に安全な国だということになります。

 そしてまた環境、色んな意味で色んな自然のエネルギーを使うことによっていい大会としてそれを使う、それが後でも生きていくという遺産になります。これは有形ですから。

 今度は触れない、インタンジブルと言うんですけど、触れない遺産は何でしょう。ここが一番大切です。

 一番は文化です。

 日本は日本が持つ歴史と伝統のある文化が、あるいは海外から入ってくる新しい、そういうものを融合させ新しいものを作る、あるいは古いものは古いものとしてしっかり残していくということで文化というのが大変に大切です。

 そういう意味ではオリンピック招致をするときに東京は何を残しますかというときに。東京の街自体が劇場にというちょっとオーバーな表現ですけど、東京はシアターシティー東京という風に表現しましたけど、街自体が色んなことをやっているから、街自体が劇場ですよということなんです。

 それほどに色んな文化活動をこれからずっと大会後もより盛んになっていく。次は何ですかというと、教育です。教科書もどんどん変わりつつありますが、世界で子供の学力コンテストをやると、フィンランドが一番スコアが高い。

 日本も低くはないけれども落ちつつあるというのが現状であります。

 じゃあどうしてフィンランドの子供はそんなにできるんですか。

 どこに違いがあるんですかというと、フィンランドでは学校の先生が教えない。学校の先生は教えるためにいるんじゃないんですか、いえ、学校の先生は教えない、どういうことですか、子供に考えさせる、考えるという力が一番大事なんですね。日本はしっかりと教えてやるんですけど、学力コンテストに行くと、日本の子供はバーッと書いているんですね。これ習った、これ習った、でも習っていないというと、放っておくんですよ。

 習っていないものはできるわけないじゃん、当たり前ですよね。

 ただフィンランドの子供は何しろ考えるということを常にやらされているからどんどん考えます。全部が出来るわけじゃないです。

 しかし何しろ考える、そうすると自ずと平均スコアが上がっていく。

 そして学力ナンバーワンということになる。

 どういうことでしょうねというと、やっぱり人間には考える力が大切ですね。
考えるということは、自分で解決方法を見つけるということですよね。

 解決方法を見つけるということは、うまくいったこともうまくいかないこともはっきりするから責任がはっきりするということです。

 今日本はどうですか、責任を擦り付けたり、自分は責任がないという風にするのが日本ですけども、やっぱり日本人が子供の時から自分で考えて、色んなことを自分で解いてそして解決していくという国民にするために文科省も考えています。

 今学校でルームディスカッションをやって、皆考えてみろと、そして集まって、そして自分たちの結論を言ってみろということをどんどんやるようになってきていますから、日本も別に捨てたもんじゃないですけど、これから教育も、オリンピック、パラリンピックのレガシーとしてどんどん変わっていって、子供たちが考える、あるいは責任をとる人間になっていくということを私たちは期待をしています。
三番目は何でしょうというと、環境ですね。きっと2020年7月24日の開会式は最も暑い日になるんじゃないかと思ってビビっています。

 例えばマラソンなんか、あんまり暑い中で走れないから、保水性の水を含むことができる冷たい水をずーっとまいて朝の五時にスタートして七時にということを、出来ないかもしれないけど今そういう風に言っていますが、それほどに環境が大切です。

 梅雨入りも2週間早かった、さくらも早く咲きました。色んなことで台風も強くなったり、アメリカでの竜巻は大変に威力を増してきていますし、例えば乾燥が過ぎると自然発火をして、カルフォルニアのナパワインのところが火事で燃えてしまうとかそういうことも起こっています。
当然環境が人間社会に及ぼす影響が大変に大きなものです。

 2020年に皆にしっかりと啓発活動をして出来ることをしっかりやっていこうよということも一つのレガシーとしてやっていきたい。

 それから国際交流です。来年アメリカのウェストバージニアであるボーイスカウトのワールドジャンボリー大会があります。日本から大体1000人ぐらいのボーイスカウトを連れて行くんですけど、私は英語を勉強するなと、それよりもスマホで、一番手っ取り早いのはグーグル翻訳というアプリを入れて、日本語であなたの好きな食べ物は何ですかというと「What kind of food do you like?」とか出てくるんですけど、出てくるだけじゃなくてちゃんと言うんです。

 それはヒンズー語でもロシア語でもドイツ語でもフランス語でも入れたらやりますから、そしたら何にも勉強せずに、日本語で言って、それをどんどん変換して、ほとんど瞬時に声も出してくれますからそうすると本当の国際交流が出来るんじゃないかという風に言って、あんまり勉強するなと言っています。

 時代がそういう意味ではこれから国際交流が出来る、2020年のオリンピック、パラリンピックを契機として本当に国際交流がどんどん増えていく時代になると思います。

 同時に観光も一つの要素でありますが、2013年オリンピック、パラリンピックの招致が成功した都市がインバウンドという海外からのお客さんが1千万人行ってなかったんです。

 その時に私たちが官公庁と目標を立てたのは2020年には倍にしようと、2千万人にと、ところがどうです、あっという間に2千万人超えて、今年は2千9百万人になるだろうということです。

 となると2020年には4千万人いくんじゃないかと、えらいことが起こっています。ホテルが足りないんです。仕事があってそこに行ったら、もう一杯ですとか満杯ですとか言われて、APで始まるホテルに聞きましたら、4万6千円ですと言われて、もう足元見られて大変だと話が伝わってきてます。

 それほどにホテルの数が足りません。

 日本もそういう意味で皆さんも色んな観光資源を本当に磨いてルートを作っていますから、プラスインターネットで色んな情報が今出ていますから、東南アジアの人がビザが本当に簡単に出るようになったので、あそこの裏にこういうものがあってJRでどこまで行って、あれに乗ってどこに行ってと全部調べて、自分たちで回るというツアーをどんどんやっていくんですよ。

 それほどに特に東南アジアでは今はビザが解禁になった、それに円が安いということでは来るのに割合簡単になってきた。

 これも大いなるチャンスとして観光産業をやっていく、それからボランティアイズム、東京オリンピック、パラリンピックのボランティアは十分に集まると思いますが、それよりも草の根の色んなボランティア、災害時のボランティアをどのように編成しますかということも大事かなと思います。

 最後に、他のこともあるんですけど、強調したいのはニュービジネスです。

 新しいビジネス、私たちは皆色々な商いをやっていますが、やっぱり時代とともに変化があります。

 昔は草鞋を履いていたけどいまは草鞋屋さんはありません。下駄も商売にはなりません。そうして新しいものも出来るけど、古いもの使わないものはどんどん、その中で私たちはやはり新しいビジネスを2020年のレガシーとしてつくらなきゃいけない。

 何でしょうというと組み合わせです。組み合わせ部分変化が創造のキーワードです。

 今はAI、人工知能、あるいは環境問題、あるいは健康、皆さんピンピンコロリというのが我々の希望ですから、健康でいなければならない。

 健康もキーワードの一つです。そういったものを今皆さんがやっていられる生業にどうやったら組み込めますかということで、組み込んでいくと新しいビジネスが生まれる。

 これをみんなのニュービジネスとしてやったらどうでしょうと、これも2020年のオリンピック、パラリンピックのレガシーとして残していきたいということになります。

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