社会福祉法人 信和会

広報「なかよし」
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2018年03月号 糖尿病

糖尿病は一型と二型があります。

○一型糖尿病
糖尿病全体のわずか3~5%であり、急激に発症することが多いです。幼児期から青年期の若い年代に発症しやすいといわれていますが、高齢者も含めすべての年代で発症の可能性があるものです。膵臓でインスリンが生成できない状態で、インスリン注射でインスリンを補う治療を行います。

○二型糖尿病
全体の90~95%が二型糖尿病といわれています。徐々に血糖値が上がる特徴があり、自覚症状がない場合が多いです。40歳以上に多くみられますが、最近では、若い世代でも発症し、食事療法・運動などで治療します。

肥満で精神的ストレスがあり、アルコールを摂取する人の発症リスクは高くなっているようです。

糖尿病初期によく見られる症状

初期に見られやすい症状を以下にまとめました。

①食欲が異常に増進する
 血液中に異常に増えたブドウ糖を処理しようとしてインスリンが多く分泌され食欲が増進します。症状が悪化してくると、ブドウ糖をエネルギーとして吸収できなくなった体が、代わりのエネルギーとして体の筋肉や脂肪をエネルギーに変えようとするので、急激に痩せてしまうのです。

②体が疲れやすくなる
 上記のように体の筋肉や脂肪をエネルギーとして使ってしまうので、筋力が低下し体が異常に疲れやすくなります。また食後に眠くなる場合も多いようです。

③異常にのどが渇く
 血糖値が高くなると血液はドロドロとして濃くなります。この状態は脱水状態と脳に判定され、水を飲むように脳から指令が出るのです。指令通りに大量に水をのみ、腎臓から尿として大量に排泄されるので、尿の回数も増えます。

④足の症状
 糖尿病になると毛細血管が傷つくなどしてダメージを受けやすくなります。それにより、感覚や運動をつかさどる自律神経に悪い影響を与え、足に症状が表れることがあるのです。
・足がしびれる、ほてる、冷えやすくなる
・つりやすい、こむら返りがおこる
・足に違和感があり皮膚が乾燥する、ひび割れる
・巻爪になる、タコができている
これらの足の症状は血液の滞りで起こっていることが多いもの。足に違和感を覚えたら、早めに病院で検査を受けましょう。

 尿や汗に混じっている糖が皮膚につくことで、菌が増殖し外陰部や皮膚にかゆみを生じるのもひとつの症状です。
 糖尿病に気付いたら、食事、運動などで治療していく必要があります。ライフスタイルを改善しないと、恐ろしいことを招いてしまう可能性もあるのです。
 糖尿病は併発する可能性が高い3つの合併症があります。

糖尿病神経障害
 最も早い段階で発症するとされているのが神経障害です。症状の表れ方は個々によりますが、手足などの末梢神経の障害が主です。自律神経の障害も現れるようになり、手足の感覚がだんだんと鈍くなってしまいます。

糖尿病網膜症
 血糖値が高い状態が続くと網膜の血管が損傷して視力が弱まります。悪化すると、白内障になる危険性や失明の可能性も出てきてしまうのです。

糖尿病腎症
 糖尿病腎症は、進行具合によって症状や治療法が異なります。
 初期の段階で気づくのも難しいと言われており、気付けないまま、進行し、透析療法となってしまいます。

 このような合併症のほか、糖尿病は動脈硬化を引きこしやすくし、合併症として心筋梗塞や脳梗塞という病気も引き起こしやすくなります。