社会福祉法人 信和会

広報「なかよし」
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2017年12月号 ワッセ職員会議挨拶

2017年11月22日
 皆さんお仕事ご苦労様です。

 今年の最大の課題が就労継続支援A型事業の見直しということでした。

 A型の仕事をやってくれる人、ワッセではA型事業をいくつかやっていこうと思っておりますけれども、やはりですね、皆さんにも考えて頂きたいんですが、「決められた日、決められた時間に来る」ということが出来なければ、A型雇用契約は難しいと思うんですね。

 決められた日、決められた時間に来て、与えられた作業をやるというのが、今日は調子が悪いからとか今日は少し早く帰りたいとか、そういうことで雇用契約を継続するということは容易なことではないと思います。

 まず大前提として、働くということ、雇用契約を結ぶということの大前提として就労する上での約束事をきちんと守る必要があります。

 でももちろん正当な理由があって来れないのは問題ありません、例えば、風邪をひいたから休まなきゃいけないというのは当然のことです。

 それから、生産性ということを言われるのですけれども、生産性というのは古い考え方の面もあるかもしれません。

 一つの作業を総合的に考えていった場合に、受付の仕事とか、場所の案内でプラカードを持っている仕事とか、そういう一つ一つの仕事を分析してみると、必ずしも生産性があるとは見えないのですけれど、トータルでチームワークの作業として見た時にはやはり必要な仕事、必要な物というのがあるんですね。

 例えば駐車場業をA型で考えていった場合は、違法駐車の防止とか、構内の安全誘導、構内の清掃、車両の洗車とかそういうのをちゃんとやっていくということになれば、生産性というものは総合的に見てあると見ることができます。

 大前提としては決められた日時にきちんと来て、そして皆さんの支援を得ながら与えられた仕事をきちんとやり遂げる。それが早い遅いというのは、また別の問題ですが、いずれにせよその部分ちゃんとできるということがA型として就労していただく、最初のハードルだと思うということを皆さんにも考えて頂きたい。

 むしろB型の方が、ちょっと人と会うと恐怖心が出るとか、汗が出るとか色んな人がいますよね。そういう場合、あるいは知らない人とお話が出来ないとかそういう場合は、むしろB型で生活設計をした方が良いんじゃないですかと思うのです。心身ともに無理なく働くことができます。そして自分のペースでスキルアップも検討できます。

 ですから、A型というのは、皆さんもそうですし私たちもそうですけど、働くということの見返りとして確実に対価をもらう、給料をもらう見返りとしてしっかりと職務に精励をしなければならないということになります。

 色々なハンディキャップのせいでそれが出来ないというのであれば、むしろB型でその人なりの働く形、一日の過ごしやすい流れを考えて、しかも就労という形ですから、生活介護ではないので、心身の調子に従って、休んだりすることがあっても、働こうという気持ちがあるのであれば、B型で就労することができ、社会生活を営むことになります。

 それで生活が難しいというのであれば、働く時間を長くするとか、あるいはなんらかの保護を受けるとか、色んな補助金を受けるとか、多様な考え方で生活設計をするのが利用者ご本人のためになると思うんです。

 今の段階、しっかりとご両親がサポートしてくれる場合もあるでしょうけど、ご両親が段々引退していくようになると、その人その人が自分の自己責任の下で生活設計をしていかなければならないのです。

 平成18年に自立支援法がスタートの時に、A型っていうのは、雇用契約で働くんですよということで始まったたんですけど、自立支援法自体が障害者の方から応益負担、能力によって利用料を払うんじゃなくて、受けたサービスの量に応じて利用料を払うというのは、その利用者の方の個人的な経済環境を考慮していない、人が生きる上での人権を無視した憲法違反だっていう訴訟が起きたんですね。

 それが集団訴訟となって全国的に広がって、国が全面的にこれらを受け入れ和解をしたんですね。それがために平成18年につくった自立支援法がその考えの下で進まなかったんですよ。10年近くも進まなかった。

 ここへきて、大体定着したかなというところで戻って、18年の時の自立支援法、雇用契約に基づいて働ける人は働いて下さい。雇用契約に基づいて働くほどの心身の状況にない人はB型でやってくださいという原則に帰ったということです。

 B型に移ることがご本人にとって不利益なことを強要しているということではなくて長い将来を考えればご本人にとって一番いい方法は、その方の心と体の状況に照らし合わせて、A型が難しいのであればB型でしっかりと生活設計をして、やっていくのがご本人のためになるでしょうと思っております。